風天

風天
fuu-ten

■　風天　ふうてん

十二天の北西を担当します。風神や流行神の主。老人の姿が多い。右手に幡をつけた槍を持ちます。槍の先は三日月と珠または独股形。鹿に乗ったり葉に坐る姿もあります。

古代インドの神話では、風の持つ早さや破壊力を強調する神様です。

風が塵を除くように、智慧は煩悩の塵を除きます。風は草木を育てる助けになりますが、破壊することもあります。
風は垂れ込めた雲を払い、太陽や月や星を現します。風は自在に往来し、善を増長し、迷いの大樹を破壊します。

仏教を守る神としては、通常、風神・雷神のペアで外敵を防ぐ神として門に祀られます。

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ご真言
おん　ばやべい　そわか。