金 剛 杵

こんごうしょ
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金剛杵は密教法具の代表的なものです。右の写真のように両端にある爪状の部分の数により、独鈷杵・三鈷杵・五鈷杵と呼ばれます。

爪状の部分を鈷(こ)といいます。銛(もり)から変化したものといわれ、悟りをさまたげるものを払うを意味をもちます。

独鈷杵(とっこしょ)
祈る人と仏様が一体となることを表わします。 

■三鈷杵(さんこしょ)
祈る人の三業がそのまま仏様の三密に通じることを表わします。

■五鈷杵(ごこしょ)
五智を表わします。シンメトリーになつているのは、仏樣の五智も祈る人の五智も本来一体であることを表わします。

■三業と三密(さんごうとさんみつ) 行い、言葉、心の働き、この三つを身口意(しんくい)といいます。祈る人の身口意を三業、仏様の身口意を三密といいます。

■密教(みっきょう) 内面的な教えです。これに対し顕教(けんぎょう)という言葉があります。こちらは表面的な教えです。コンピュータで例えれば、OSの世界まで入り込んで使うのが密教、応用ソフトを便利に使うのが顕教です。

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