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1.如来 にょらい
(真理に従って完全な状態を得た人。如=真理から来たという意味で如来) 以上はいずれもお釈迦さまの代表的な呼び名で、6と7あるいは10と11を合わせて10種類とし、仏の十号と呼ばれます。南伝仏教では如来を除く数え方もあるようです。 一般的には「お釈迦さま」とよく呼ばれますが、釈迦は古代インドの種族の名前です。ゴータマ・シッダッタという呼び方のゴータマも種族の別名です。シッダッタが名前で悉達多、悉達太子などと音写します。名前の意味はすべての目的を達成したという意味で、待ちに待った子供が誕生した親の気持ちが感じられます。 釈尊は釈迦族の尊者という意味で、釈迦牟尼世尊の略です。牟尼は聖者を意味します。世尊は薄伽梵ばかぼんと同意です。 世界的に広く使われている呼び名は「プッダ」です。古代インドでもゴータマ・プッダと呼ばれていました。プッダは、めざめた人、真理を悟った人、などといった意味で、古代インドではお釈迦様以外の他の宗教者にも使われた呼び名です。中国ではこれを仏という字で音写し、後に仏陀となります。浮陀、浮屠、浮環、浮頑、浮図、仏図、仏駄、勃陀、仏大などの字をあてた経典もあります。また金人という呼び方もあります。 お釈迦様のいろいろな呼び名は、弟子が増えるとともに、その存在も神格化して生まれたものです。 |
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