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お釈迦さまの遺骨をお舎利さんといいます。お釈迦さまは紀元前383年頃亡くなり、火葬後、安置されました。 しばらくして信者から分骨の希望が出され、はじめ8等分に分けられました。その後さらにアショーカ王によって数万に細分されたと伝えられています。 インドを訪れた玄奘三蔵法師は、アショーカ王によって建立された仏塔が120程存在していたことを伝えています。そして玄奘三蔵法師は150粒を中国に持ち帰ったといわれ、また、その内のいくつかは日本に伝えられました。 しかし、お舎利さんと呼ばれるものは、日本にかなりの数が存在し、どれが本物か、よく分かりません。 99%本物と思われる物のひとつは、法隆寺に伝わるお舎利さんです。写真がそれで、五輪塔(透き通った器)の中央の丸い部分に納められています。粒の大きさは、米粒程です。 |
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