九  星

数理的な星
 陰陽道の世界 > 九星

九星は星といっても天体の星ではなく、数理的なもので易から生まれました。
一番の基礎は陰陽で、
陽は奇数で北から東へ順に 1×3=3 3×3=9 3×9=27 3×7=21
陰は偶数で南西から東へ逆に2×2=4 2×4=8 2×8=166=12 
と巡ります。この数の往来によって、ものごとの変化と吉凶が生まれると考えます。

九星で五行の関係が順調であれば、相性や運勢がよく、悪ければ傷つけ合う関係となります。九星は生まれ年で決まります。自分がどの星に属するかは、暦の一覧表を見るか次の計算式で求めます。
  
九星=9-(西暦での生年-2)/9の余り
  
例 昭和59年(1984)生まれの場合
  (1984-2)/9のあまり=2
  九星は 9-2=7 七赤金星 となります。

左のような図を天盤といいます。天盤てんばんは毎年各星の配置が変わります。中央がその年の星です。上図の配置は五黄が中央ですから五黄の年の配置となります。最近ならば平成7年の配置です。平成8年は中央が四緑です。まわりの星は一つづつ数字が減った星になります。前年一白がいた北は九紫が入ります。
天盤は年と同様に月、日、時間にあります。
またここでは地図同様に北を上として描きましたが、陰陽道では南を上に描きます。

※ 解釈の仕方 まずここをお読み下さい。

性  格

 いっぱく すいせい
一白水星
誠実。内面は強固。外面は柔和。言葉の言い回し上手。知謀深い。何ごとも器用にこなす。愛嬌あり。世話事多し。

じこく どせい
二黒土星
内外ともに柔和。移り気あり。決断力に弱い。独立しがたい。精神面では発達が早い。晩年に運が開く。

さんぺき もくせい
三碧木星
見かけは剛気。心底は潔白・邪気なし。柔和な面もある。短気による過ち多し。言うことと実行がともないにくい。

しろく もくせい
四緑木星
みかけは柔和、我意強し。交際上手。器用。人に用いられること多い。進退早すぎて成功少ない。少し邪気あり。

ごおう どせい
五黄土星
運気強く良き補佐を得る。我意強し。動作にぶい。泰然自若。リーダーとなる。身の変動多い。表面強く内心温和・慈悲深い。

ろっぱく きんせい
六白金星
みかけは柔和、心底は剛気。聡明。飾り気なし。短気・争論多し。気まま内心に裏表あり。義侠の気風あり。

しちせき きんせい
七赤金星
柔和・多弁。交際上手。にぎやかで人を喜ばすことが上手。短気。忍耐少ない。器用。感覚鋭い。口舌・論争・虚言あり。

はっぱく どせい
八白土星
内心は気高いが表面は穏やか。気持ちの良い性格。実直。邪知あり。金銭面は豊かなれど保ちがたい。言葉は少ない。

きゅうし かせい
九紫火星
聡明。親しき人との別れ多い。華やかなことを好む。気高い面あり。気性定まりにくい。万事表裏あり。短気。才知あり。金銭面豊か。

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