寅歳の特徴

守り本尊 虚空蔵菩薩     こちらもお読み下さい。
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●甲寅(きのえとら) 大正3年 昭和49年

この生れの人は、猛虎といいます。勢いの良い虎です。調子に乗りやすく、勢いが良いために空威張りになりがちです。人の先に立って物事をやりたがります。その為、人の為に奔走して、自分の仕事がお留守になり、損する事があります。負けず嫌いから、協同的な仕事が苦手な人です。人に批評されたりすると不機嫌になる事が多い。住居は変化が多い方です。若い時、人気があり、縁談も幸運です。

●丙寅(ひのえとら) 昭和1年 昭和61年

この生れの人は、餓虎または寝虎といいます。貧弱で常に食のためにあせり、真の勢いがなく寝ている虎です。しかし一生生活に苦しむわけではありません。自分の人格を慕って人から食を与えられることを願います。自ら食のために働くことを好みません。したがって学問や徳行を積めば、自然に富が集まる運を持っていますが、学問も徳行もせずに富が集まることを待つ人は成功しません。徳の人であって、働きの人ではありません。上れば天下人に、下れば乞食になるといった変化の激しい人です。

●戊寅(つちのえとら) 昭和13年 平成10年

この生れの人は、暴虎といいます。非常に暴れることがすきな虎です。波風をたたて問題を大きくしたり、消えかかった問題に油をそそぎ大問題に発展させたりする事が多くあります。人の成功を妬んだり、執念深い部分があります。けんかや口論は日常茶飯事です。反面、人情もろく世話好きで、頼まれると責任を果たすためよく努力します。また逆に温厚な人もいます。温厚な場合には、度が過ぎて意気地なしのように見える場合もあります。暴飲暴食によって、胃腸の病気になる人が多い。

●庚寅(かのえとら) 昭和25年 平成22年

この生れの人は、騎虎といいます。千里を走る虎です。非常にあわただしい性格の持ち主です。何事もぐずつくことが嫌いで、一足飛びに物事をかたづけようとします。難関があっても無理に押通して、事を貫こうとするので、反感を買うことが多い。家庭的に苦労が多い人もいます。気性から、逆境の時も長いが、いったん順風に乗ると次から次へと計画が急速に実を結ぶ運勢を持っています。親分肌で、発明的、常に新しい物を追います。名誉心は強い。

●壬寅(みずのえとら) 昭和37年 令和4年

この生れの人は、乳虎または母虎といいます。優しい虎です。栄養の物を食べ、乳をこしらえて、これを他に与える働きをします。親兄弟や妻子のためによく働きます。こつこつと貯蓄をしますが、自分のことに使うことは少なく、周囲の者にそれを与えることになります。一見、損な役回りのように思えますが、運命なので逆らわずその道を守れば、不運に見舞われることはありません。虚栄心が強く、勘定高い人が多い。他人に対し自分の本心を見せることが少ないので、敵を作りやすい。

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