鬼  門

きもん 丑寅除 鬼門鎮定
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 災いの起きやすい場所

北と東の間を鬼門と呼びます。古来より災いの起きやすい場所として重視されています。
この場所の使い方によって、色々な問題を生じるところから、経験的に注意すべき場所として、昔の人は鬼が出没する場所、「鬼門」と称したのです。

家屋ならば生活に欠かせない火や水を扱う重要な施設は、この位置に配置しないようにします。

 例えば・・・・・

鬼門に水を扱う場所があると
建物ならば、排水が詰まりやすくなったり、水もれや、結露など。
人ならば口から出口まで、食物の通る部分での病気、事故、血行など、水に縁のあるトラブルが起きやすくなります。

鬼門に出入り口があると
マナーの良くない人の出入りが多くなったり、盗難が起きやすくなります。
階段やエレベータがあれば、故障や事故が起きやすくなります。

地域では
家屋に限らず土地でも同様です。 町なら、ある一定の範囲を取ってみたとき、鬼門に当たる場所は、その範囲の他の部分より、トラブルが多かったり、変わったことが起きやすかったりします。

 鬼門鎮定

家屋ならばお札をまつり、広い土地ならばお堂を建て、町ならば寺を建立し、災いが起きないように防ぎます。
京都では御所の鬼門に当たる所に延暦寺、東京では江戸城の鬼門に当たる所に寛永寺を建立し鬼門除きもんよけとしました。

また北と東の間は十二支に置き換えると丑寅に当たるので、鬼門除を丑寅除うしとらよけともいいます。

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