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地蔵菩薩
jizo-bosatsu

■ 地蔵菩薩 じぞうぼさつ

十三仏の35日(五七日)導師。三十日秘仏の二十四日仏。

右手に錫杖、左手に宝珠が一般的な姿です。通常「菩薩」と名の付く仏様は、冠やブレスレット、ネックレスなど派手な装飾品をつけていますが、お地蔵さまはサッパリしています。また他の仏さまは成人の姿ですが、お地蔵さまは子供のような可愛らしい姿が基本です。

地蔵の地は大地を意味します。インドでは農耕の女神からスタートしています。中国に伝わってから、農耕の地と地獄の地が、道教の十王思想の影響で結びつきます。そこでお地蔵様は地獄から救って下さる仏様となります。

お地蔵様は、お釈迦様が亡くなってから弥勒菩薩が登場するまでの間、私達を救うのが主な役目です。上は極楽から下は地獄まで、六つの世界で活躍する六地蔵の名前が有名です。

大地は私たちの衣食住から金銀財宝に至るまで、いろいろなものを与えてくれます。お地蔵様も同様に、私たちに色々な恵みを与え、その生活を護持するところから、この名前がつきました。安産・健康・長寿 ・智恵・豊作・求財などにご利益があります。

   ご真言
おん かかか びさんまえい そわか。

十三仏

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