天  女

女性の天人 てんにょ
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天界仙人=天人。
天に住んでいる神様=天人。
身体をもつ欲界と色界の神様=天人。

 

 

天女のトレードマークともいえる帯状のヒラヒラは、天衣といいます。纏衣とも書きます。重さは無いもの、といわれます。インドでは比較的太く、中国や日本では細めで軽快に描かれます。

 

 

 

 

 

 女性の天人

神様の住む世界を天界といいます。天界は大きく三つに分けられます。
一般的には、神様の世界で、色界と欲界に住む神様を、天人とか天衆てんしゅといいます。





無色界むしきかい 性別なし  
色界しきかい





欲界よくかい 性別あり

人間の世界

色界や欲界に住む天人は身体を持ちます。そして、欲界には人間の世界と同じように性別があり、ここに住む女性の天人を天女といいます。

天女の範囲は意外と広く、
 弁天様吉祥天など神様の御妃=女神、
 天界に生まれた女性=神様の娘、
 空に住んでいて時々地上に降りてくる妖精、などを指します。

 飛天 ひてん

空を飛ぶ天人のこと飛天といいます。羽衣をヒラヒラさせ、空を舞う天女の姿を創造しますが、このイメージは、中国に伝わってからのもので、飛天が女性とは限りません。ですが、飛天は女性像が多いので、飛天=天女になっています。

飛天は、仏様のはたらきを喜んで、天の音楽を演奏し、天の華を降らせ、天の香を振りまいて浄土を飛び回ります。また、日本では天人に限らず、菩薩でも空を飛ぶものは飛天と呼びます。

 寿命

天人には寿命があります。死が近づくと、五つの前兆が現れる、とされています。五衰ごすいといいます。五衰には諸説がありますが、概ね次のようになります。

  1、頭上の花または冠がしぼんでくる。
  2、衣服が垢で汚れてくる。
  3、腋の下から汗が流れる。
  4、身体が汚れて臭気を放つ。
  5、天界での生活を嘆くようになる。

これらは地獄の苦しみより大きい、とされています。

助かる五衰もあります。前記の五衰は"大の五衰"と呼ばれるもので、必ず死に至りますが、次に挙げる"小の五衰"は善い行いをすると助かります。

  1、楽しい声が出ない。
  2、身体の輝きが急になくなってしまう。
  3、沐浴した時に水が身体に付着してしまう。
  4、見るもの何にでも執着してしまう。
  5、マバタキをさかんにする。

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