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■天界の仙人=天人。 ■天に住んでいる神様=天人。 ■身体をもつ欲界と色界の神様=天人。 |
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神様の住む世界を天界といいます。天界は大きく三つに分けられます。
色界や欲界に住む天人は身体を持ちます。そして、欲界には人間の世界と同じように性別があり、ここに住む女性の天人を天女といいます。 天女の範囲は意外と広く、
空を飛ぶ天人のこと飛天といいます。羽衣をヒラヒラさせ、空を舞う天女の姿を創造しますが、このイメージは、中国に伝わってからのもので、飛天が女性とは限りません。ですが、飛天は女性像が多いので、飛天=天女になっています。 飛天は、仏様のはたらきを喜んで、天の音楽を演奏し、天の華を降らせ、天の香を振りまいて浄土を飛び回ります。また、日本では天人に限らず、菩薩でも空を飛ぶものは飛天と呼びます。
天人には寿命があります。死が近づくと、五つの前兆が現れる、とされています。五衰ごすいといいます。五衰には諸説がありますが、概ね次のようになります。 1、頭上の花または冠がしぼんでくる。 これらは地獄の苦しみより大きい、とされています。 助かる五衰もあります。前記の五衰は"大の五衰"と呼ばれるもので、必ず死に至りますが、次に挙げる"小の五衰"は善い行いをすると助かります。 1、楽しい声が出ない。 |
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