ご開帳の時は、お不動さまの持っている綱に五色の紐が結ばれ延長されます。これをお手綱といいます。
この紐を持って参拝をすると、お不動さまとのご縁がよりいっそう深いものとなります。
丁度私達が日常生活の中で握手をして挨拶するのと同じようなことです。
ある貧しいお寺で、寺宝の千手観音をご開帳することになりました。 ご開帳が始まると、たくさんの人がお参りにきました。 そのなかにひとり物知り顔の人がいて、坊さんに質問しました。 「千手観音は手が千本もあるのに、どうして足はたったの二本なのでしょうか」 すると坊さんは「これはよいところにお気づきなされました。おっしゃる通り、そのお足がたらないからご開帳することになったのです。」
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