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■六時は一日24時間を6等分したもの。 ■六時はお経を読んだり法要をするタイミング。 ■古代インドで、寒暖によって一年を六つに分けたものも六時と呼ばれます。 |
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諸説ありますが、インドでは最も短い時間の単位を刹那せつなとして、次のようになっています。
インド以来、仏教では一日を六つに区切って、それぞれの時に礼拝が行われてきました。これを六時の勤めとか六時の礼賛と言います。 また、深夜や夜の時を除いた、三時念仏とか三時座禅、四時座禅しじざぜんなども行われました。 六時を知らせる鐘を六時鐘、六時のお勤めをするお堂は六時堂と呼ばれています。中国では水時計を作って計測し行われた、と伝えられています。
古代インドでは、暑さ寒さにより一年を六つの期間に分け、これも六時と呼ばれています。
一年を3期に分ける方法もあり、こちらは三時と呼ばれました。三時の場合の期間は異説もあります。
時宗は一遍上人を祖師とする、鎌倉時代におこった浄土系の宗派です。当初は時衆と呼ばれていました。 六時にお念仏を唱える集団、と言う意味から六時念仏衆、六時衆、時衆、が宗名の起源のひとつ、と言われています。 時衆は、基本的には教えの趣旨がなく、信仰の有無にかかわらず、念仏を唱えれば極楽浄土に往生できる、という独特の存在です。また、浄土系ですが現世での往生も重視します。 時衆から時宗に変わったのは、江戸幕府の宗教統制によるもので、時衆と時宗とは分けて考えるべき、とする説もあります。 |
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