除夜の鐘

12月31日を除夜といいます。
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除夜には鐘を108回鳴らし108の煩悩を消しながら年を越します。108の煩悩には色々な数え方があります。

一年を過ごすには四苦八苦するので、四苦の4×9=36と八苦の8×9=72の合計で108。
三つの世界で起こる六つの煩悩と六識との組み合わせで、3×6×6=108。
三つの世界で起こる六識で感じる三つの結果と二つの程度で、3×6×3×2=108。
1年は12ケ月、24節気、72候で、12+24+72=108。

と言うようにいろいろな考え方があります。

もっと細かくわけて84,000の煩悩とする考えもあります。いずれにしても自分だけに利益があるようにと願いがちな、ひとりよがりの考えを改めて、新年を迎えるのが除夜の鐘です。

六煩悩

とん
むさぼり

じん
いかり


おろかさ

まん
あなどり


うたがい

けん
悪い考えを持つ

六識

げん

ぜつ

しん 感じる

い 思う

三つの世界

過去

現在

未来

三つの結果

三つの受けとめ方

二つの程度


四苦八苦

生れる苦しみ

老いる苦しみ

病む苦しみ

死ぬ苦しみ

愛別離苦
あいべつりく

怨憎会苦
おんぞうえく

求不得苦
ぐふとっく

五蘊盛苦
ごうんじょうく
愛する者と別れる苦しみ 恨みや憎しみのある者と会う苦しみ 欲しいモノが手に入らない苦しみ 人間の心身からくる苦しみ

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