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お賽銭は願いが成就した感謝の印として、神様や仏様へ供えるお金を指します。もともとはお金ではなく、珍しい物や大切なものを供えました。例えば金や銀、お洗米せんまい=洗い清めたお米などです。中でもお洗米が多く用いられ散米さんまいと呼ばれました。貨幣が出来て一般に流通しはじめると、散米より手軽なお金が使われるようになり、散銭さいせんと呼ばれました。 賽の字には「むくいまつる」と言う意味があります。仏様や神様から授かった御利益に対して、お礼の参りに際してお金を供えることです。 祈願の折にあげるお賽銭も喜捨の心が必要です。まずは日々の暮らしに感謝して喜捨します。喜捨は清らかな心で喜んで自分の持てる力を捨てることです。捨てるとは、見返りを求めないという意味です。 お賽銭は同じ志を持つ人々が集まり祈る場所(お寺)を維持するのに役立ちます。この善行に対してご利益が生まれるのです。仏様や神様は、お賽銭の額によってご加護の加減をされるのではなく、祈る人の真実な心、 誠実な行い、着実な努力に対して、ご加護下さるのです。 |
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