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愛染明王
aizen-myoou

■ 愛染明王 あいぜんみょうおう

恋愛を守り、叶えてくれる仏様です。頭に天弓愛染てんきゅうあいぜんという弓をかまえた仏様が乗っています。恋のキューピットのようなモノです。
愛染明王はインドではラ−ガといいます。赤色とか愛情を意味する言葉です。そこで愛染明王は通常赤い色に身体が塗られています。

大日如来---金剛薩こんごうさった---愛染明王という流れがあり、太陽に縁が深いので日輪のなかに坐っています。手は全部で6臂です。

右手には、手前から順に五鈷杵ごこしょ・矢・蓮華、左手は五鈷鈴・弓・握りこぶしです。五鈷杵と五鈷鈴は健康や息災、時には恋いのライバルや、嘘、不純なモノなどから守るため。矢と弓は恋愛を叶えるため。蓮華と握りこぶしは、女性の優しさと男性の力強さを表わします。

蓮台の下の壷は宝瓶ほうびょうといって真理、智慧、悟り、の三つの徳の宝石がはいっています。恋愛体験を通して優しさや慈しみを育てる願いを持っています。

捶はフォントにないので代用です。本来は土偏です。
両頭愛染明王(りょうずあいぜんみょうおう)と言って頭が二つの場合もあります。 
仏様の手を数えるときは臂(ひ)といいます。例えば顔が3つで手が6本のときは三面六臂といいます。

  ウウーン ご真言
おん まかあらぎゃ ばさら うしゅにしゃ ばさらさたば じゃうんばんこ。

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