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「皆山御存寺」のように、お寺には山号と寺号があります。中国では、はじめ寺は山中に建てられ、その所在地の山の名が山号の始りです。後に平地に建てられた寺にも山号がつけられるようになりました。 寺は中国の漢の時代、外国からの客を泊める役所を指しました。インドから僧侶が来たときもこの役所(寺)に泊めたのです。それがしだいに僧侶の常駐する所を寺と呼ぶようになりました。 仏教が日本に伝わった頃、寺院の数は46ケ寺でした。それが鎌倉時代には約13,000。江戸中期には40〜50万という記録が残されています。ただし現在の寺院とは多少異り、庵・斎・房・軒など寺号を持たないお堂だけの所や無住の寺も含められているようです。 以後、寺はこれをピークに整理され、明治の排仏毀釈も手伝って大正時代には7万になり現在にいたっています。 寺院もその生い立ちや機能によって色々と分類することが出来ます。
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