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むかし、遠州のあるお寺から援助を受け、毎年大峰山に参拝していた山伏がいました。ある日この寺の住職が交代となり、新住職から「寺も金がなく、金といえば吊り鐘くらい。もしそれでよろしければお持ち下さい。」と一方的に援助を打切られてしまいました。 次の日、朝になると寺の鐘が消えていました。もしや行者を誹った天罰では・・・・・。住職はさっそく行者に詫び、行者を先達として大峰山へお詫びのお参りに行きました。すると切立つ岩壁に金剛杖が刺さり、お寺の鐘が下がっていました。これを見て、住職は改めて役行者の偉大さを知り、以来毎年大峰山をお参りし、その後名僧となりました。 この故事から、鐘が吊り下げてあった岩壁を鐘懸岩と呼ぶようになりました。 現在この鐘は本堂内の左に安置されています。 写真をclickすると拡大します。 |
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