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■三昧にふける。 ■三昧は心の理論。 ■三昧は心がひとつのことに定められ不動な状態。 |
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何かに熱中して余念のないことを三昧といいます。勉強三昧とか仕事三昧というように使うのですが、放蕩三昧ほうとうざんまいが良く使われるので、心のおもむくままに熱中するようなことが強調され、三昧にはあまり良い印象は持たれていないようです。しかし三昧は大事な仏教語の一つです。 三昧はサンスクリット語の音写で、原音はサマーディといいます。もうちょっと正確な音写としては、三摩地さんまじ三摩提さんまだい三摩帝さんまだいなどがあります。
三昧は通常、正受しょうじゅとか、定じょう、等持とうじなどと訳されます。正しく所観の事がらを受けるから正受、心を定めて気移りしたり乱れたりしないから定、心の浮き沈みを離れて平等で安らかなことが等持となります。 ●心を静めて一つの対象に集中し心を乱さない状態。 などを三昧といいます。
大乗仏教では色々な三昧経が作られました。○○三昧経と題されたお経が30ほどあり、題名にある三昧について詳しく説かれています。また般若経には100を超える色々な三昧が説かれています。 種々の三昧の中で、王たる三昧という意味で三昧王三昧さんまいおうざんまいという言葉があります。 天台には次のような四種三昧ししゅざんまいというものがあります。
三昧を行うお堂を三昧堂といいます。天台の寺に多く建てられ、後に高野山や奈良東大寺などでも建てられました。 法華三昧堂・・・法華三昧ほっけざんまいを行うお堂。 法華三昧堂と常行三昧堂をペアにし、この二つのお堂を廊下でつないだものは担い堂にないどうと呼ばれます。天秤で荷をかつぐ姿に似ているためです。 比叡山の担い堂には、弁慶が渡り廊下を天秤に見立ててお堂を担いだという伝説があります。 |
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