家  相

張り & 欠け
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建物は長方形が理想ですが、デザインや敷地の関係で、出っ張ったり欠けたりする所が出てきます。張りはその部分が受け持つ性格が強調され、欠けは逆に弱さになります。

例えば、九星で観た自分の星と同じ方向が張っていれば、その人の健康面や運気は強くなります。逆に欠けていれば健康面や運気も弱くなります。この場合、方位は毎年変わる天盤ではなく、五黄を中心にした天盤で観ます。したがって鬼門や裏鬼門に当たる星の人、つまり二黒土星や八白土星の人は、単純に自分の星の所を張りにするわけにはいきません。

一般的に張りは吉相で、欠けは凶相となります。

家相の影響は時間と密接な関係があります。長年住んでいると、小さなことでも積もり積もって大きな影響となってきます。家は衣服と同じです。

寒い時期にTシャツ一枚で過ごしたらどうでしょう。一日ぐらいは我慢できるかもしれませんが、何日も続けたら風などをひいてしまうでしょう。パティーに出るような服装で作業をしたら危険です。逆に作業着でお祝いの席に出たら何と思われるでしょう。

服装と同様に家にも、目的、年齢など使う人にあった家というものがあります。これが家相です。したがって極短期間しか使用しないのなら、あまり家相を気にする必要はありません。短期間でも意外と影響が出るのは、動いた方角です。

また同じ人が持つ家でも、本宅と別荘とでは当然判断基準が変わります。

張り欠けはいずれも一辺の三分の一を基準に判断します。

張りの部分
   
     
     
一辺の長さの三分の一以内が出っ張っている場合は張りと観る。

 

欠けの部分
     
     
一辺の長さの三分の一以内が引っ込んでいるいる場合は欠けと観る。

三分の一以上、二分の一以下のときは、張り、欠け、ともにその分考慮します。

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