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火天
ka-ten

■ 火天 かてん

十二天の南東の担当です。諸々の火神および仙人の主です。苦行する仙人の姿をしています。

手は4。瓶、三角印、杖、数珠などを持ち残りの手は掌を外に向けています。三角印は火の燃える姿を象徴します。五輪塔婆でも火は三角。ほとんど裸に近く、水牛に乗るものもあります。

もともとは炉の神で、火天は自分に投入された供物を天上の神々に運ぶなど、神と人との仲介役をします。お護摩では最初に登場する神様です。

火は一度つくと燃え尽きるまで休まず燃えて、燃え尽きると消えて役目を終えます。智慧は無知を焼き、火は闇の照明となり、迷ったものに正しい道を示します。

※仏様の手を数えるときは本ではなく臂(ひ)といいます。例えば顔が3つで手が6本のときは三面六臂といいます。

   ご真言
おん あぎゃなえい そわか。

十二天

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