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■お経はお釈迦様が話されたことの記録です。 ■たくさんのお経を収録したものを大蔵経とか一切経といいます。 ■お経の解説書や研究論文も、お経と同様に大蔵経に収録されました。 |
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元からあったもの=サンスクリット語のお経などから翻訳されたものを、真経または正経しょうきょうと呼びます。 これに対し、中国などで作られたお経=翻訳とは言い難いお経を、偽経、疑経ぎきょう、中国撰述経典などと呼ばれています。朝鮮や日本で作られた偽経もあります。
偽経は時代と共に増えます。4世紀頃30巻程度だったものが、6世紀には約500巻、7世紀には1000巻を超えます。7世紀頃の大蔵経は収録数が5000巻位ですから、1000巻のシェア?は大変なものです。
盂蘭盆経・・・中国は孝を重んじる国なので、布施の功徳を先祖供養に結びつけたお経、と言われます。 父母恩重経・・・中国に古くからある孝の思想を取り入れ、仏教に帰依することを説いたお経、と言われます。 この二つは代表的なものです。この他にも、よく使われるお経で、偽経に分類されるものがあります。
当時、中国の人々が何を求めていたか?・・・
お経の原型が出来たのは、お釈迦様の死後だいぶ後です。それまで語り継がれてきたことを、互いの記憶を確認しながら編集し、記録したのがお経の始まりです。 お釈迦様の話をそのまま伝えているお経は元々無い、と言う説もあります。 真偽の違いは、インドで撰ばれた話か、中国で撰ばれた話か、の違いともいえます。 真偽が重視されたのは、お経の目録を作る上で、出所をハッキリさせる為です。内容に誤りがある、と言うことではありません。 |
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