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経文は願いの目的によって選択すべきですが、ここでは代表的なオールマイティな経文、般若心経を取り上げます。かの三蔵法師も般若心経をお守りとして奉持しインドへ旅立ちました。
昔は間違えのない複製を作る事が大変な作業でした。そのため教えを広く正確に伝える写経は、物心両面で貴い作業でした。現在ではいろいろなコピー方法があるので、複製を作ることより、お経を書写する心がよりいっそう大切です。書写を通して熟読し、新しい発見をすることもあります。
古来から伝わる作法にしたがい書写できれば最良ですが、現実には難しいでしょう。そこで誰でも出来そうな方法を紹介します。
散らかっている部屋はだめです。整頓し掃除して下さい。
頻繁に電話や来客がありそうな時を避けます。
顔、手、口を洗いましょう。
ぜひ筆を使って下さい。書いているときの心が不思議な程に字に現れます。1本2,000〜3,000円くらいの筆ですと大変書きやすくなります。
長期保存の出来る紙を選んで下さい。後世に伝える為に。
墨汁ではなく墨をすりましょう。
通常お寺に納めますが、ここではお守りとして所持することにします。
お寺に納める時は、納経料を添えて下さい。 お寺は納経を受け付けると、願い事を読んでそれに応じた祈願または供養をいたしますので、その志納金です。
お寺によっては納経料を定めているところもあります。 |