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■日本には八百万神やおよろずのかみとか千万ちよろずと言われるほど沢山の神様がいます。 ■日本は農耕の国ですが、原点は採集ですから、神様も採集の神様が始めで、農耕の神様は後発となります。 |
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日本の神様はもともと姿はなく、目には見えない存在でした。普通の次元を超え、極めて特殊な力を持っていて、人間の吉凶禍福を左右するのが神様と考えられました。神様は神妙不可思議なモノ、が原点です。 最初は木、山、海、雷など、精霊的な雰囲気を持った神様でした。また特定の住家はなく、お祭りのときに何か象徴する物に降りてくる存在でした。 象徴する物は、依代よりしろと呼ばれ、木や石など自然の物や、鏡、玉、剣など人工的に作られた物、ときには巫女みこさんのような人の場合もあります。
神の字は、祭壇の形を表す示と、イナズマの形の申が組み合わさって出来たと言われます。インドでは、神は光り輝くものとされ、これを漢字で天神と訳しました。仏教では仏教の神様を天、仏教以外の神様を天神とする呼び方があります。 日本の神様は時代とともに出身地が広がります。インド、中国、韓国など外来の神様も含まれてきます。そして常設のお社やしろや神様の像が祀られるようになります。 奈良時代になると神社への納経や、神社の中にお寺が建てられました。神社の中に建てられたお寺を神宮寺じんぐうじといいます。宇佐八幡宮は最も古いその代表格です。 平安時代になると神様を仏様になぞらえたり、仏様を神様になぞらえたりする本地垂迹説ほんじすいじゃくせつが出来上がります。ただし自然神的なモノ=自然霊や死霊などは、本地垂迹説に含められませんでした。
神話の神・・・神道で最も重視される神様。 |
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