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■行いによって、どの世界に生まれ変わるか、という考え方です。 ■行いによって趣き住む所なので六趣ろくしゅとも言います。 |
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六道は住む世界=生存状態を示すもので、どのように生まれるかを表す四生ししょうとの組み合わせで、輪廻転生りんねてんしょうすることになります。 輪廻とは車輪の回転のように、無限に生死をくり返すことです。輪回とも書きます。六道輪廻とか六道四生といいます。 六道輪廻は、もともとインドにあった世界観で、インドでは修羅を地獄に含め、五道とする場合もあります。
各世界で苦しむ人達を救うため、観音様とお地蔵様は六観音、六地蔵として特別に配当されています。また、お地蔵様は六道能化ろくどうのうけと呼ばれ特に有名で、簡素な姿で錫杖を持つ姿は、休む暇もなく六道を巡ることを表しています。
六道絵=六道輪廻図の原形はインドです。各世界をリアルに描いたものから、サッパリしたものまで色々あります。基本事項を網羅してサッパリ系で描いてみたのが左の図です。 輪廻転生ですから、円形が基本です。円盤を持っているのは死の神であり忿怒尊であり羅刹です。 中心は輪廻する原因の無知・憎しみ・貪欲の三毒です。その外側に六つの世界があり、外周は苦しみから抜けるための十二因縁が描かれます。ここでは12個の楕円で表現しています。 六つの世界は上下二段に分かれ対照的に描かれます。リアルな絵の場合は、どのような状態であろうと、仏様が救って下さる様子が描かれます。 輪廻から抜け出すには三毒の心を捨てなければならない、ことを表しています。 |
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