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■三つの迷いの世界、三界。 ■三界は、輪廻転生する領域を三つに大別したものです。 |
お寺には、三界萬霊と書かれた石碑や位牌が祀られています。これは三つの世界、すべての精霊に対して供養することの大切さを示すものです。 三界とは、無色界むしきかい色界しきかい欲界よくかいの三つをさします。界の原語には層という意味もあるので、界は階層と考えてもよいと思います。 細かく分けると、無色界は4階層、色界は16〜18階層、欲界は20〜36階層(処)、になります。
三界のうち欲界が最下層です。淫欲・食欲・睡眠欲など、本能的な欲望が強い世界です。細分化すると20〜36階層に分けられ、上は六欲天から、下は八大地獄まで、人間界は中間に位置します。 天の世界は詳細に分けられています。下から数えて六つ目までを六欲天といいます。六欲天は人間に近い天で、欲望に束縛されているので、欲界に属します。 地上に住む2天を地居天じごてん、空中に住む4天を空居天くうごてんといいます。 六欲天には性欲があり、その多少によって順位が付いています。地居天は交わり有り。空居天は、からみ抱くのみ、握手のみ、対して笑うのみ、相い見合うのみ、の4段階があります。
欲界の上は色界といいます。色とはCOLORだけではなく、形あるもののことで、欲望を離れた浄妙な物質からなる世界です。 欲望は超越しましたが、物質的な束縛はまだ残っている段階です。色界は、心身の落ち着き具合によって、大きくは4段階に分けられ、細分化すると16〜18の段階に分けられます。 四禅天(7〜9種類)三禅天(3種類)二禅天(3種類)初禅天(3種類) 四禅天内の、無想天を広果天に含めると17天説。さらに初善天内の大梵天を梵輔天に含めると16天説になります。全体像はこちらをご覧ください。
色界の上にあるのが無色界です。色を持たない世界です。欲望も物質的な面も超越した、精神的な要素のみからなる高度な世界です。 こちらも、心の落ち着き具合で4段階に分けられます。この4段階の最高峰を非想非非想処天ひそうひひそうしょてんあるいは色究竟天しきくきょうてん、有頂天うちょうてんなどと呼びます。 有頂天は、喜びや得意の絶頂にいて、我を忘れている状態を表す言葉としても有名です。 これらの区分は、空間的にある世界というより、修養による心の発達段階を表している、と捉えた方がよいと思います。 無色界の上、つまり三界を超越したところに仏様の世界が存在します。 |
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