仏様 種類

仏様の世界    形から引く 梵字字典
 TOP > やさしい仏教入門 > 仏様の種類            仏様の人相

仏様はどのくらい数があると思われますか。
正確な数はわかりません。例えば曼荼羅の中には1875の仏様が設定されています。姿形が明確でない、名称のみのものも含めたら数千になるかも知れません。また「ありとあらゆるものに仏が宿っている」という考え方もあります。

なぜたくさんいるか?
人それぞれ十人十色で、理論派の人、行動派の人、やんわり婉曲に伝えた方が良い人、単刀直入に話した方が良い人、など様々です。そこで仏様の方も、いろいろな雰囲気を持った仏様の登場となります。自分と相性のよい仏様、あるいは願いごとに応じて縁のある仏様を通じて祈れば良いわけです。

ランキングは・・・・
仏様を分類すると、如来、菩薩、明王、天部、その他となります。仏様に1位、2位、3位、と言うような上下関係はありません。役割の違いです。コンピュータに例えれば、如来がコンピュータ本体、菩薩は基本OS、明王は応用ソフト、天部は支援ソフトです。
なじみの深い仏様を整理すると、次のようになります。

区分

お姿の特徴

よく知られている例

如来
にょらい
お釈迦様が悟りを開いた後の姿が基本なので衣をまとっただけの質素な姿。装飾品なし。ただし大日如来は例外で冠を冠っている。薬師如来以外は持ち物を持っていない。頭の頂上に盛り上がりがある。髪型はぽつぽつと渦巻き状。 釈迦如来 阿閃如来 大日如来 阿弥陀如来 薬師如来 多宝如来 宝生如来

菩薩
ぼさつ
お釈迦様が修行中で王子だった頃の姿が原形なので、冠、首飾り、イヤリングなど装飾品を身に付けた姿。髪型は高く結い上げている。ただしお地蔵さまは例外。 地蔵菩薩 弥勒菩薩 文殊菩薩 観音菩薩 千手観音 勢至菩薩 普賢菩薩 日光菩薩 月光菩薩 虚空蔵菩薩

明王
みょうおう
如来が姿を変え(化身)人々を救うために必死になっている姿なのですごい形相になっている。如来や菩薩は蓮台に座しているが、明王は岩をはじめ動物などいろいろな物に座している。また武器を持っていたり、目や手の数が多かったり、際立った特徴があるのが特徴。 不動明王 降三世明王 軍荼利明王 大威徳夜叉明王 金剛夜叉明王 愛染明王 烏瑟沙摩明王

天部
てんぶ
古代インドの神々が土台となって生まれた。天部では弁財天のように性別がはっきりしているものがある。明王と同じく多種多様。 弁財天 大黒天 毘沙門天 吉祥天 韋駄天 帝釈天 摩利支天 歓喜天 梵天

その他
上記の四種類に属さないもの。 三宝荒神 閻魔王 蔵王権現
※閃はフォントにないので代用しています。門構えの中はへの下に人が二つならびます。

Copyright(c), 1999 All rights reserved by Tobifudoson Shoboin.