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護摩壇は壇の字からも想像できるように元々は土のテーブルでした。 |
まず、護摩壇という台の上に花やいろいろなお供物を準備します。護摩壇は仏様や神様を接待するテーブルです。中央には炉があります。 お供物は米、大麦、小麦、大豆、小豆、胡麻、お香などです。祈願の目的によって供物の内容は多少変わります。私達の生活で言えばフルコースのテーブルのようなものです。 ここへお不動さまを中心としていろいろな仏様や神様を順番に招きます。 |
一組招くごとに、お供物を炉にくべて焼きます。焼くのは煙りにして天上の世界へ届けるためです。煙りを供養雲といいます。一通りの接待が終わると願いごとを伝えてお帰り願い、つぎの一組を招きます。これを数回繰り返して一回の護摩供養となります。 この護摩供養で祈願し開眼したご本尊の分身が護摩札です。供物を焼く火力を得るための薪を護摩木といいます。この護摩木に願い事を書く場合もあります。 このように護摩壇で実際に行う護摩を外護摩または事護摩といい、心の中で智慧によって煩悩の薪を焼く方法を内護摩または理護摩といいます。 |
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