荒 神 様

こうじんさま
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かまどの神様。
火伏せの神様。
仏法僧の三宝を守る神様。
暴悪なものをこらしめ、仏法と寺院を守る神様。

 

 

 

 

 

 

 

三宝荒神独特の御幣
三本で一連と成っています。

 

 

 身近な神様

荒神様は民家の代表的な屋内神で、竈の神様として祀られます。身近な存在ですが、その由緒は諸説があって、これが本説と言えるお経はありません。

荒神と名の付く神様は何種類かありますが、三宝荒神さんぼうこうじんが基本となります。修験道の開祖、役行者えんのぎょうじゃが感得したと伝えられます。

激しく祟たたりやすい性格を持つところから、荒神と呼ばれました。そして不浄をきらうことから、火の神に当てられ、竈の神様とされました。竈の神様となったのは、陰陽道や神仏習合説が影響しているようです。

仏教的には、仏法僧の三宝を守る神様であり、三宝を大切にする人や、法華の修行者を守護すると言われます。荒神様は主に修験道や日蓮宗系統でよく祀られます。祭日は28日です。

 お姿

如来荒神、麁乱荒神そらんこうじん、忿怒荒神ふんぬこうじんの三つで三宝荒神となります。三面三眼六臂の神様です。お顔が三つ、ひとつのお顔に眼が三つ、手は6本と言うことです。仏様や神様の手を数えるときは臂と数えます。

荒神様は忿怒の相が一般的ですが、一面六臂で優しいお顔をした如来荒神や、一面四臂で甲冑かっちゅうと天衣を身に付けた神将形しんしょうぎょう小島荒神もあります。また、六面八臂、八面八臂、のお姿などもあります。

荒神様は和製の神様で、インド伝来の神様としては剣婆けんばor乾婆と同じとされ、日蓮の御義口伝巻下では十羅刹女じゅうらせつにょのことと言われ、空海作とされている三宝荒神祭文では、本地仏文殊菩薩とされています。眷属=従者は98,000と言われています。

 荒神様は扱いが難しい?

修験道系の易の本には、病気の原因を細かく分類したものがあります。それをまとめて見ると次のようになります。

病気の原因は霊に類するものが一番多く約6割をしめます。神様関係は4割で、荒神様は神様関係の中の1割程度です。つまり全体の4%程度で、祟りやすいと言われますが、特別に難しい神様とは言えません。

58 %
生霊、死霊、動物霊など  

38 %
方位の神

28 %

水の神

24 %

神様一般

23 %

荒神

12 %

山の神

6 %

地の神

6 %

その他

1 %

その他

4 %
   

霊は一般的に負の価値観があり、妄信や怨念、煩悩などから病気を起こすと考えられます。神様関係は、邪まな考えなどを正すために祟る、と見ることができます。

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