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■回数を重ねることによって、より大きなご利益を得たい。でも、なるべく簡単な方法でそれを実現したい。誰でもが一度は考えることです。 昔も忙しい人や、せっかちな人は居たのでしょう、いろいろな簡略型の参拝方法が残されています。おおむね次の四つのタイプに分けられます。 |
●百万遍 南無阿弥陀仏と百万遍唱える修行を、大勢で同時に実行して時間短縮を図る方法。大きな珠の数珠を使い、沢山の人で同時に廻して、一珠繰るごとに南無阿弥陀仏と声を揃えて唱え時間の短縮を図ります。 例えば50人で行うと、100万÷50=2万 2万÷108個(数珠の珠の数)=185.18・・・・ 186回廻せば100万編をクリアします。 ●大般若転読 大般若経600巻、全部を読むのは大変なので、リーダーが一巻読む間に、残りの599巻は、他の大勢の僧侶によって一部を読んで、後はパラパラとめくって読んだ事にし、ともかく全巻に手を付け、全て読んだことにする。 ●千日詣 この日にお参りすると、1,000日お参りしたのと同じことになる、特別な日。 ●四万六千日 この日にお参りすると、46,000日お参りしたのと同じことになる、特別な日。 ●経蔵まわし たくさんのお経を納めた円筒形の本棚(経蔵)を一周まわして、全部読んだことにする。 ●後生車ごしょうぐるま 塔婆に付けた車輪を回すことで、お経を沢山読んだのと同じ功徳が得られるとされている。 ●お砂ふみ 霊場めぐりの各寺の砂を一堂に集め、その上を歩くことによって現地で参拝したのと同じことにする。 ●富士塚 境内に作った富士山のミニチュアに登り、実際に富士山に登り参拝したのと同じとする。 |
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