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■価値ある功徳の水。 ■霊地の水。清浄な水。お客様に捧げる水。 ■修験道においては、閼伽をお釈迦様の心の水として特に重視します。 |
閼伽器と樒の葉 樒 しきみ |
閼伽はサンスクリット語アルギャの音写です。阿伽、遏伽あつかとも書きます。原語の意味は価値ある物を意味します。最初はお供物を指しましたが、後にお供物を盛る容器も閼伽と呼ぶようになります。 そして、インドでは仏様や神様にお供え物をする時、水は必ず供えられましたので、特にお供え用の水を閼伽または閼伽水と呼ぶようになりました。
独特の香りを持つ常緑樹です。香の木、香の花、香柴、花柴、花榊はなさかきとも呼ばれます。葉や樹皮からお香や殺虫剤が作られます。 仏事用の花として知られていますが、御神木になっている場合もあります。
密教では閼伽は大事な供養品のひとつです。六種供養ろくしゅくよう=本尊に供養する6種類のお供物のひとつです。六波羅蜜に対照すると次のようになります。
閼伽を除いた場合は五種供養といいます。
閼伽水を汲むときは、身と心を清め、平等の智恵を得る、閼伽文という文を読んでから汲みます。また清浄な水を汲むことで煩悩を洗い落とす意味もあります。 閼伽水は、そのまま潅いだり、洗ったりして浄める他、お香を入れてお加持をし、香水こうずいにして使用します。 |
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