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■一人前の仏となる為に13の仏様が私達を導いて下さいます。 |
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インドでは亡くなった人への供養として、亡くなった日から七日目ごとに7回の法要が行われました。7×7=49日が過ぎると死者は他の生を受けると考えられました。この49日の期間を中陰ちゅういんとか中有ちゅううといいます。 中国では道教の影響で十王信仰が出来上がり、3回供養日が増えました。十王は生前中の行いを審判し、本地仏は浄土へ導く仏様です。 日本ではさらに3日加わり、十三仏信仰が完成します。室町時代あたりから盛んになりました。 |
供養の日 |
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初七日 | 秦広王 | 不動明王 |
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二七日 | 初江王 | 釈迦如来 |
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三七日 | 宋帝王 | 文殊菩薩 |
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四七日 | 五官王 | 普賢菩薩 |
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五七日 35日 | 閻魔王 | 地蔵菩薩 |
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六七日 | 変成王 | 弥勒菩薩 |
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七七日 49日 | 泰山王 | 薬師如来 |
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百ヶ日 | 平等王 | 観世音菩薩 |
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一周忌 | 都市王 | 勢至菩薩 |
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三回忌 | 五道転輪王 | 阿弥陀如来 |
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七回忌 | 蓮華王 | 阿閃如来 |
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十三回忌 | 慈恩王 | 大日如来 |
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三十三回忌 | 祇園王 | 虚空蔵菩薩 |
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十三仏の成立には色々な説があり定説がありません。密教の影響が強いことは確かなようです。 例えば日本で追加された7回忌、13回忌、33回忌を担当する仏様が、すべて大日如来の設定になっているものがあります。また、現在の担当となっている、阿閃如来や虚空蔵菩薩も密教系の仏様です。 13の過程が曼荼羅に起源すると言う説もあります。現在、一般的に示される胎蔵界曼荼羅は、構成が12セクションのタイプですが、13セクションある曼荼羅もあります。胎蔵は、子供が母親の胎内で育っていくように、私達が仏様の慈悲で育てられることを意味します。亡くなった人が一人前の仏に育つ過程をこれになぞらえた、という説です。
本地垂迹ほんじすいじゃくの考え方に準じて、日本で付け加えられた仏様に対し、対応する三王を設定したものが、いくつかあります。表に掲げたものは十三仏本地垂迹簡別釈によるものです。他の場合でも似たような名称です。
通常、十三仏の供養は亡くなった人の為ですが、自分自身の為に追善法要を生前中に行う場合の日付です。一年間で13回の法要が行えるように設定されています。 |
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